米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルの顧客情報が大量流出した事件で、捜査当局は不正アクセスを行った犯人の正体と被害の程度について調べている。捜査対象の1つは、盗んだ個人データを売買するデジタル世界の闇市場だ。  近年、大手企業とそのユーザーを狙ったハッカー攻撃が後を絶たない。マリオット傘下のスターウッド・ホテルズでは11月、予約システムから最大5億人分のデータが流出したことが発覚。2012年にはリンクトインで1億1700万人、2013年にはヤフーで30億人のユーザー情報が流出した。