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 激しい変動が見込まれる2019年を生き延びるためにポートフォリオを調整する時期が来た。

 長期にわたる強気相場が感情主導の売りの影響を受けやすくなっているなか、貿易摩擦から利上げに至る一連の要因が今後も波乱を引き起こす、との見方で大半のベテラン市場観測筋は一致している。不透明性を増幅させているのは、市場ストラテジストによる来年の見通しが多岐にわたっているという事実だ。明るい予想もあれば、暗い予想もある。

 例えばモルガン・スタンレーの米国株チーフストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は、S&P500指数の2019年末の終値を2750と予想している(先週末7日の終値は2633)。一方、クレディ・スイスのデービッド・ゴラブ氏は3350に達する可能性があると話す。企業利益を好感して株を買う投資家の財布のひもが緩くなっているからだという。

 唯一異論がなさそうなのは、今後の道のりが険しいという点だ。

 クララファイ・アドバイザリー・ネットワークのフィナンシャルアドバイザー、ハンス・クリスチャン・ウィンクラー氏は「過去3~5年は市場に参加さえしていればよかった」「特別なことをする必要はなかった。子供や酔っぱらったサルでも好成績をあげられるとジョークを飛ばしたものだ」と述べた。