――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター ***  ハイテク大手にとって今年は、偽情報・検閲・データの乱用などに対する政治的怒りの大波に揉まれ、誇りを傷付けられ、評判を損なわれ、株価も大きく下げた年だった。  公開むち打ち刑のような状況は、必要であり満足させるものだったかもしれない。しかし、行き過ぎとも言えるかもしれない。批判は党派的となり、共和党はグーグルがリベラル寄りに偏向しているとして腹を立て、民主党はフェイスブックが選挙操作に加担したことに怒りを示した。