――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」  ***  急落中の株価が示唆しているのは、景気後退でないにしても深刻な減速だ。だがクリスマスイブを控えたショッピングモールは混みあっていた。  こうした傾向のうち2019年も続くのはいずれか一方だけだ。予想が当たれば助かるが、それは簡単ではない。  問題の根幹は、株価下落や景況感調査など、トラブルの早期の兆候は景気後退を予想する先行指標としては不完全なこと。減速をより正確に予想するのは遅行指標のため、周知の事実を確認するだけのことが多い。