日産自動車は5日、経営幹部のホセ・ムニョス・チーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)が休職することを明らかにした。カルロス・ゴーン前会長が逮捕されてから初の経営幹部刷新となりそうだ。ムニョス氏は7地域の事業部門のビジネス戦略を監督しており、昨年4月には日産が重要地域としている中国の事業責任者に就任した。しかし、今日の日産が収益性で苦戦している原因は、米国での市場シェア拡大戦略にあると西川廣人社長兼最高経営責任者(CEO)が指摘したことで、ムニョス氏の働きは西川氏の厳しい目にさらされてきた。11月19日にゴーン氏が逮捕された後、日産におけるムニョス氏の将来も危ぶまれてきた。ムニョス氏はゴーン氏と近い関係にあり、西川氏の有力な後継者候補とみられていたためだ。
ゴーン前会長と近い日産幹部が休職
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