米議会下院のナンシー・ペロシ議長(民主、カリフォルニア州)は16日、連邦政府機関が再開するまで一般教書演説を延期するようドナルド・トランプ大統領に要請した。警備面の懸念を理由に挙げている。年頭に大統領が政策方針を示す一般教書演説は、下院議長が大統領を正式に上下両院合同会議に招いて行うのが通例。今年は今月29日に予定されている。ペロシ議長は大統領への書簡で、演説にはシークレットサービスと国土安全保障省の資源をフル活用する必要があると指摘した。どちらの職員も現在、無給勤務を余儀なくされている。ペロシ議長は「残念だがセキュリティー面の懸念を踏まえて、政府が今週再開しない限り、協力して政府再開後の適切な日取りを決めることを提案する」と述べた。大統領は書面で演説を提出することもできると付け加えた。
トランプ氏一般教書演説、下院議長が延期要請
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