【モスクワ】ロシアは23日、冷戦時代のミサイル協定に違反しているとの米国の非難に対し、瀬戸際の反論を展開した。論争を呼んでいるミサイルの一部を各国の外交担当者に公開し、意図される性能も明らかにした。  米国は中距離核戦力(INF)全廃条約を巡り、ロシアに順守を求める期限を2月上旬に設定。ロシアが順守しない場合、米国も条約の履行を中止する構えを示している。  ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、米国が条約を離脱すれば軍拡競争が再燃すると警告している。