一読のすすめ

 要約では、千鶴子の経歴と功績、そして人事哲学を中心に解説し、人生哲学と経営哲学は軽く説明するにとどめた。本書では、彼女の哲学に多くのページが割かれている。人事のみならず、人生と経営を考えるにあたり、得るものは多いだろう。

 人事関係者だけでなく、組織運営に携わる全てのビジネスパーソンに一読をお薦めしたい。

評点(5点満点)

総合3.7点(革新性3.5点、明瞭性3.5点、応用性4.0点)

著者情報

東海友和(とうかい ともかず)

 三重県生まれ。岡田屋(現イオン株式会社)にて人事教育を中心に総務・営業・店舗開発・新規事業・経営監査などを経て、創業者小嶋千鶴子氏の私設美術館の設立にかかわる。美術館の運営責任者として数々の企画展をプロデュース、後に公益財団法人岡田文化財団の事務局長を務める。その後独立して現在、株式会社東和コンサルティングの代表取締役、公益法人・一般企業のマネジメントと人と組織を中心にコンサル活動をしている。特に永年創業経営者に師事した経験から得た、企業経営の真髄をベースにした、経営と現場がわかるディープ・ゼネラリストをめざし活動を続けている。
 モットーは「日計足らず、年計余りあり」。

 著書に『イオン人本主義の成長経営哲学』ソニー・マガジンズ、『商業基礎講座』(全5巻)(非売品、中小企業庁所管の株式会社全国商店街支援センターからの依頼で執筆した商店経営者のためのテキスト)がある。