小売業界のガリバー・イオンを率いる岡田家の“御曹司”が、フランス発祥のオーガニック食品スーパーと提携した国内2号店の店長に就任した。低価格戦略を得意とするイオンだが、品質重視のノウハウを磨き上げることができるだろうか。(週刊ダイヤモンド編集部 岡田 悟)
仏スーパーとの合弁店店長に
岡田元也社長の長男が就任
パーマのかかったヘアスタイルに蝶ネクタイ姿で、店員にきびきびと指示を出す。取引先などの関係者と笑顔であいさつを交わし、開店前に集まった買い物客に、濃縮還元ではない100%フルーツジュースを振舞う――。
イオンがフランス発祥のオーガニック食品スーパー・ビオセボンとの合弁で設立したビオセボン・ジャポンの2号店が、東京・中目黒に4月20日開店した。その店長を務めるのは、国内小売業最大手のイオングループを率いる岡田元也社長の長男、尚也(なおや)氏である(写真)。