北海道の地域政党である新党大地の代表で、元衆院議員の鈴木宗男氏(71)。内閣官房副長官や元衆院外務委員長などを歴任し、北方領土の交渉に関わる。
受託収賄罪などの実刑判決が確定し、2010年に衆院議員を失職してからも、ロシアとのパイプ役となってきた。長女の貴子氏は自民党所属の衆院議員で、宗男氏は安倍晋三首相と昨年10回以上面談。今年も2月12日に会ったばかりだ。交渉を巡る“キーマン”が単独インタビューでこう断言した。
「プーチン大統領が決断し2島は戻ってくる」
ロシア側は、第2次大戦の正当な結果として北方領土がロシア領になったことを認めるよう日本側に迫るなど、強気の姿勢だ。交渉は難航しているとの見方が広がるなか、前向きに捉える鈴木氏に見解を聞いた。