自分と違うキャラの相手の気持ちに
寄り添えると強い!

嵐の5人のメンバーは、見事に5つのキャラに分かれています。
実は、これが多くの幅広いファンからも愛される理由にもなるのです。
キャラ被りが無いため、それぞれのキャラにそれぞれのファンが付きますし、嵐と言うグループ全体で見た時も色んなキャラクターが存在することで魅力的なグループになるのです。
番組などでも、そのキャラの違いが役割の違いにもなっており、メンバーそれぞれの立ち位置も明確になっていました。

嵐は5人全員が本当にお互いを尊重して仲が良い印象です。これもキャラがそれぞれバラバラであることで、自分に無い相手の個性や特徴を認めて足りない部分は補完しあうことで良いバランスが生まれていたのだと思います。

会社でチームを組む時も、このキャラのバランスは非常に大切です。
例えば、ガツガツタイプの人ばかりを集めると、最初の仲が良いときは爆発的な力を発揮しますが、お互いがぶつかり合うと譲らない為、一気にチームが分裂します。

やわらかタイプばかりを集めると一見調和が保たれて穏やかです。ただ、仲間との和を大切にしますが、守りに入って攻めが弱く成果に対してはコミットが弱くなります。

そういった面からも嵐のメンバーの組み合わせは非常に絶秒で、とても良いグループだと言えます。

また、記者会見を見ていて素晴らしいと思ったのは、メンバー全員が相手を尊重し、ファンを尊重し、厳しい質問を投げかける記者も尊重し話していたことです。

自分と違うキャラや立場である相手の気持ちに立つというのは難しいものですが、あの緊張感のある場面でもそれができるというのは、普段からも根付いた振る舞いなのだと感じました。
その人間性の素晴らしさが垣間見えた記者会見でした。あの会見を見たら長年に渡ってグループを発展させてファンに愛されている理由も良くわかります。

2020年の活動休止まではまだまだ時間がありますが、これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみになってきます。

「嵐」の活動休止会見で見えた5人のキャラ&愛される理由羽田 徹(はだ とおる)
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー・株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験 などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。