第5世代移動通信システム(5G)は中国通信企業を巡る論争を海外で巻き起こしているが、中国国内ではこれらの企業が躍進する追い風になっている。香港証券取引所に上場している中国の5G関連企業は、このところ株価がうなぎ登りだ。5Gは自動運転車や「モノのインターネット(IOT)」を支える超高速の次世代通信技術である。中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)は昨年、米国が制裁を科したことから株価が急落したが、今年に入りこれまでに30%高と反発。中国の通信インフラ大手、中国鉄塔(チャイナタワー)と中国通信服務(チャイナ・コミュニケーションズ・サービシズ)も20%余り上昇した。同業の中小型銘柄にはさらに大きく値上がりしている銘柄もある。京信通信(コンバ・テレコム)は71%高と急騰している。
中国5G関連銘柄、今のところ勝ち組
トランプ政権から嫌われたZTEなど株価急騰
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