2月が終わろうとするなか、投資家はシーズン終盤に入った米企業の2018年10-12月期(第4四半期)決算を分析していることだろう。S&P500指数構成企業の約90%が発表を終え、石油・ガスの生産会社から玩具メーカーや銀行に至る企業が増益を発表した。ただ、多くの幹部による慎重な発言や利益が落ち込むとの予想が、ファンドマネジャーらの楽観を抑えている。10-12月期には増益率が鈍化した。アナリストらの予想からすると、今年は税制改革による恩恵の減退と景気減速のため、さらにモメンタムが弱まりそうだ。明るい材料がひとつある。10-12月期の売上高が増加したうえ、今年もそれが続くと見込まれていることだ。10-12月期売上高が予想を上回った企業は約61%と、5年平均の60%を上回った。