ウォーレン・バフェット氏Photo:Reuters

 クラフト・ハインツは多くの面で、ウォーレン・バフェット氏が賭ける企業の典型だ。米国の象徴的なブランドを擁する、分かりやすい企業である。

 バフェット氏は、2015 年のHJハインツとクラフトフーズ・グループの合併に際し、「私好みの取引だ」と述べていた。「世界クラスの事業体2つを結合させ、株主価値を実現する」からだ。

 その価値が突如として低下したことは、長きにわたり成功しているバフェット氏の投資哲学でさえ消費者嗜好(しこう)の急変には弱いことを示す。

 バフェット氏のバークシャー・ハザウェイが23日に発表した10-12月期(第4四半期)決算は、純損益が254億ドルの損失と、赤字に転落した。クラフト・ハインツが先週発表した想定外の減損や投資の含み損が原因だ。バークシャーは同社株を27%保有している。

 クラフト・ハインツは154億ドルの減損処理によって、「クラフト」「オスカーマイヤー」ブランドが予想ほど好調でないことを認めた。消費者の嗜好はより健康的あるいは自然な材料に向かい、加工食品から離れている。