「膵臓がんです」子育て中の女性に突然の告知、医師が患者に隠した「重要な事実」【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。年が明けて、斉藤英二郎は、永禄大学附属病院の第4外科での研修が始まり、庄司という次期教授候補とも言われる医師が指導医についた。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第46話「笑顔の裏側」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医で、第4外科で奮闘中だ。指導医の庄司は、人望も厚く、次期教授候補といわれる優秀な男で、抗がん剤の研究をしていた。

 斉藤は庄司の研究熱心さや、彼とがん患者らとの信頼関係に感動し、真面目に研修をしていた。しかし、抗がん剤に対する疑問を庄司にぶつけたところ、「二度と上のやり方に逆らわない」と誓ったことを持ち出され、圧をかけられていた。庄司は「副作用があろうとも、抗がん剤を否定する医者は医者ではない」と持論を説く。

 そんな中、辻本良江が、町の診療所から紹介を受けて、庄司の診察にやってきた。庄司は率直に辻本本人に膵臓がんであることを告知する。唐突な告知に辻本も斉藤もあ然とする。

 庄司は「よかったですね!今なら手術でとれる大きさですよ」と伝える。

 翌日から入院が決まった辻本は困惑しながらも「がんだって言ってくれたんだもん…治らない病気ならお医者さんが本人に言うはずないもんね」と自分を奮い立たせる。

 ただ庄司は強気な告知の一方、膵臓がんは手術が難しく進行のスピードが早いがんであることを、斉藤に伝えた。がんを全てうまく取りきれればよいが、斎藤は手術が終わっても不安な顔を隠しきれない。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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