クリスティ・ノーム米国土安全保障長官によると、米国は20日、ベネズエラに寄港していたパナマ船籍の石油タンカーを拿捕(だほ)した。ベネズエラのマドゥロ政権への圧力を強めた格好だ。米国による同様の行動はここ数週間で2回目となる。ドナルド・トランプ大統領は16日、米国の制裁対象となっている石油タンカーのベネズエラへの出入りに対する「全面的かつ完全な封鎖」を命じていた。ノーム長官はソーシャルメディアへの投稿で、「米沿岸警備隊が国防総省の支援を受けて、直近にベネズエラに寄港していた石油タンカーを拿捕した」とし、「夜明け前の作戦」だったと述べた。他の米政府当局者によると、海軍もこの作戦を支援した。同長官の声明と共に公開された動画には、「センチュリーズ」という名前のタンカーの甲板に、ヘリコプターからロープで降下する人物が映っていた。船舶追跡サイト「マリントラフィック」によると、この船はパナマ船籍だという。
米、ベネズエラ沖で2隻目の石油タンカー拿捕
トランプ氏が制裁対象船舶による石油輸送封鎖を宣言した後、マドゥロ政権への圧力を強化
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