北朝鮮の工場写真:朝鮮労働新聞HPより

 米国は、国際社会による厳しい制裁を通じて北朝鮮に核兵器の放棄を迫るという動きを主導してきた。しかし様々な情報からは、それが狙い通りに機能していないことがうかがえる。

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は脱北者や人道支援関係者、政府当局者、その他の北朝鮮訪問者ら30人以上にインタビューを実施。彼らの証言によれば、1990年代に今よりもっと厳しい状況下で生活していた多くの住民は、市場経済がより深く根付く状況に適応しつつあるようだ。

 ドナルド・トランプ米大統領は27、28日にベトナムのハノイで北朝鮮の金正恩労働党委員長との2回目の首脳会談に臨むが、制裁の効果が限られていることはトランプ氏にとって状況を難しくするものだ。非核化に向けた交渉を続ける中で、米国は北朝鮮が核兵器とミサイル計画を凍結することを望んでいる。

 2016年、2017年に国連で承認された制裁の強化は、北朝鮮の政府やエリート層が中国を含む諸外国との貿易で得ていた収入を奪うことで、北朝鮮にある程度の打撃を与えた。