「論理に裏打ちされた戦略があってこそ、成功にたどりつける」――これがかつてのビジネスの常識だった。しかし「他者モードの戦略」は、いたるところで機能不全を起こしつつある。その背後で、いま、マーケットに強烈なインパクトを与えているのは、「根拠のない妄想・直感」を見事に手なずけた人たちだ。
そんななか、発売直後から大きな反響を呼び、早くも大重版が決定した『直感と論理をつなぐ思考法――VISION DRIVEN』を著した佐宗邦威氏は、いま何を考えているのか? P&G、ソニーで活躍し、米国デザインスクールで学んだ最注目の「戦略デザイナー」が語る「感性ベースの思考法」の決定版!!

思考には「4種類」がある

いま、戦略やニーズ、ロジック、問題解決などからスタートする「他人モード」は、いたるところで機能不全を起こしている。

その一方、圧倒的な結果を出している人たちは、内発的な「直感」や「妄想」からスタートし、それを駆動力にしながら、具体的なアイデアを磨き上げている。

このような「直感と論理をつなぐ思考法」のことを、僕は「ビジョン思考」と呼んでいる。

今回は、ビジョン思考の特徴を押さえるために、「それ以外のタイプの思考法」と対比しながら見ていくことにしよう。

こうすることで、この独自の思考法の「輪郭」や「境界線」がはっきりするからだ。