米国の南の国境を家族で越えようとして米連邦当局に逮捕された移民の数が、1会計年度の記録として過去最高になった。1年間の記録がわずか5カ月間で破られた。5日に発表されたデータによると、米政府の新年度が始まった18年10月初めから19年2月末までの間に、家族で不法入国を試みたとして国境警備隊が逮捕した移民の数は、13万6150人に達した。これまでの最高記録は、前年度(17年10月~18年9月)のもので、10万7212人だった。この急増は、米国で難民申請を行おうとする親子がいかに多いかを改めて浮き彫りにしている。移民、移民擁護活動家や法執行当局によると、移民は主に中米での暴力、貧困や飢餓から逃れるために米国にやって来る。また、子連れの家族が拘束される期間は通常、大人のみの場合より短い。未成年者の拘束には20日間という上限があるからだ。
家族連れの不法移民、米メキシコ国境で急増
南の国境を家族で超えた不法移民13万人超、過去最高の年間記録を5カ月で更新
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