北朝鮮が以前解体したと主張していた北西部・東倉里(トンチャンリ)にあるミサイル発射施設の再建を進めていることが、新たに公開された複数の商業衛星画像や韓国情報機関から説明を受けた関係者の話で明らかになった。この情報は、先週ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わってから数日後というタイミングでもたらされた。会談では北朝鮮の非核化などを巡って進展はなかった。元米国務省職員で米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」のディレクターを務めるジョエル・ウィット氏は「前向きな兆候ではない」と述べ、「北朝鮮は(ミサイル開発などの)プログラムを中止する姿勢を示していたが、そこから一歩後退した」と語った。
北朝鮮ミサイル発射施設、再建進む
解体したとされる施設、新たな衛星画像などで判明
有料会員限定
あなたにおすすめ