何はともあれ、まずは行動することです。

 会社を継いだ友人は、面白そうな話が聞けそうな人に会いまくったそうです。その話が自社のビジネスに活かせるか、新たな可能性になるかは二の次でした。

 もう1人の友人は、とにかく企画し、提案しまくったようです。仕事を得る下心が全くなかったのかどうかまではわかりませんが、まずは趣味の延長で、興味のある「文化的な事業をやりたい、楽しみたい」という気持ちを優先させました。

もうそろそろ“適当に”
仕事をすることを覚えよう

「チャンスに後ろ髪はない」といいます。通り過ぎたチャンスにすがることはできません。待ち構えて前髪をつかむしかないのです。そのためには適した時間に、適した場所にいるしかありません。

 とにかく面白いことを求めて動かなければ、そうした場面に出くわすことはありません。そうした動きの中で一番いいのは損得勘定抜きで、会いたいと思う人に会って話を聞くことだと思います。

 損得を度外視すれば、私利私欲が表に出て嫌われることもないし、面白くなければさっさと付き合いをやめてしまうこともできます。自分の興味に妥協することなく行動できます。どうもそういったスタイルがチャンスを呼び込むようです。会いたい人に会い続けるうちに、共感してくれる人にも出会うでしょう。さらにほかの人を紹介してくれることもあるでしょう。そのうちに誰かが声を掛けてくれます。

 あなたがもし今、将来を悲観して落ち込んでいるのであれば、定年後の再雇用などで昔よりも自由になる時間が増えるのであれば、余った時間を無為に過ごすのではなく、楽しいと思えることに思いっきり時間と体力を使ってみてください。

 今、あなたが55歳だとしたら、見える世界はどのようなものでしょうか。まず間近に迫る役職定年、そして定年。役員になる目がないとすれば、その先は再雇用を選んでも給与はこれまでの3分の1程度。そして65歳ですべて終わります。

 否が応にも人生のリセットを余儀なくされます。このままではその先は、やることがない。まだまだ元気なのに、「それでよかったかな?」と思うでしょう。

 だからその前に、時間の(そしてお金の)使い方を変えてみるのです。