株式市場Photo:Reuters

いかに損失を抑えるかが重要に

 2018年初め、世界の主要経済圏はいずれも成長していた。さまざまな資産クラスで堅調な兆候が見られ、これまで経験した中で最高の投資環境だという声も聞かれた。しかし、株価は昨年9月に史上最高値を付けてから急速に下落し、2018年の年間パフォーマンスは過去10年で最低となった。アクティブファンドのマネジャーは、どれだけ高い利益を上げたかではなく、どれだけ損失を抑えたかで評価されることになった。

 損失を抑えるのは簡単なことではない。年間でS&P500指数が4.4%下落、MSCI世界指数が8.7%下落となる中、損失を1桁台前半にとどめることができれば御の字だ。今年の本誌ファンドファミリー・ランキングの対象となったアクティブファンド3794本のうち、3128本の年間リターンはマイナスだった。リターンがプラスとなった666本のうち、2桁台のリターンを上げたファンドは7本にすぎない。

 今年のランキング1位は、昨年36位で合計運用資産額1兆6000億ドルのアメリカン・ファンズである。特に運用資産額1340億ドルのアメリカン・バランスド・ファンド(ABALX)が寄与した。リターンは約2.5%のマイナスだったが、それでもリッパーによる同カテゴリーのファンド内で上位4%に入った。