分析するチームPhoto:iStock/gettyimages

自分達を軍隊にたとえる

 デイビッド・アイズワート氏の成功に秘訣(ひけつ)などない。かの有名なプロボクサーであるソニー・リストンのように単純なパワーで勝つだけだ。T.ロウ・プライスで運用資産15億ドルのグローバル・ストック・ファンド(PRGSX)の運用責任者を務めるアイズワート氏は「われわれは良いアイデアを持ち合わせている四賢人ではなく、軍隊だ」と言う。

 T.ロウ・プライスは世界中に158人の株式アナリストを抱えているが、アイズワート氏はその全員と密につながることで、運用するファンドをアクティブな状態に保っている。「最近の顧客は一段と投資慣れした感じで『米国の大型グロース株に投資したい』などと言ってくるので、上場投資信託(ETF)を組成し、しかもかなりの低コストで提供する。しかし、元来グローバル戦略はこの上なく自由なもので、投資機会はどこにでもあるはずだ」とアイズワート氏は話す。

 アイズワート氏は、主に機関投資家向けの87億ドル規模のグローバル株式戦略も任されている。2012年10月にファンドマネジャーとなって以降の累計リターンは149%に達し、モーニングスターのグローバル大型株カテゴリーの平均72%と比べて際立っている。同カテゴリー内では、過去3年間にわたるシャープレシオは4番目に高い。