米半導体大手インテルがイスラエルの同業メラノックス・テクノロジーズの買収戦で米エヌビディアに本当に敗れたとすれば、間もなくかなりの「残念賞」を手にする可能性がある。数社の報道によると、インテルもメラノックスの獲得を目指していたが、最終的にはエヌビディアが競り勝った。11日午前にエヌビディアがメラノックスを69億ドル(約7670億円)で買収すると発表すると、エヌビディア株は約7%上昇。インテル株も2%近く上昇した。この買収合意についてのコメントは避けている。こうした株価の反応は奇妙に見えるかもしれない。エヌビディアはメラノックスを傘下に収めて、インテルの成長の主な原動力であるデータセンター市場での競争力を強化する見通しだからだ。エヌビディアの2倍余りの手元資金があるにも関わらず、インテルは競り負けたと報じられている。
インテル、新CEOで財務規律に期待感
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