では、上位にランクインした都道府県には、どのような特徴があるのだろうか。

 まず見ていきたいのが、男性2位、女性3位の沖縄県だ。同調査を行ったメディプラス研究所が『ココロの体力測定2018』のデータを詳細に紐解くと、沖縄県では男女ともに、「寝つきが悪い人が多く、12時前の就寝習慣が少ない」「朝食習慣が極端に少ない」「湯船に入る習慣が少ない」「深酒をする習慣が多い」「歩く習慣やスポーツ習慣が少ない」「趣味に割く時間が多い」ことがわかる。

 このことから、沖縄という暑い土地柄も影響しているのか、運動、入浴など、身体の入眠準備につながる行動を取る人が多くないこと、また夜の時間を趣味やお酒に割く人が多いこと、朝の行動意識が低いことが睡眠不足に繋がっていると推測できる。

 次に、男性1位の徳島県と3位の島根県の共通点を見ていこう。両県のデータを読み解くと、「趣味時間が多い」「ギャンブル(パチンコなど)の行動者が多い」「動画視聴の時間が多い」「日常の屋内外運動(歩く、ジムなど)やスポーツ習慣が少ない」といった傾向が浮かび上がる。

 すなわち、時間を趣味に使う一方で、運動習慣があまりないことで身体の疲れにつながらず、睡眠を浅くしてしまっている可能性がある。

 では、女性1位の山梨と2位の佐賀にはどんな傾向があるのか。こちらも両県のデータを分析すると、「朝から疲れている人や、就寝中に起きてしまう(中途覚醒)の人が多い」「勤務時間が長い」「屋外の運動習慣が少ない(歩く、屋外スポーツ)」「夕方以降のカフェイン摂取への注意が低い」「デジタル(SNSやスマホ操作)関連の時間が長い」「視覚に優しい環境づくり(部屋など)の意識が低い」という傾向が見られた。

 すなわち、上記のような行動(スマホ使用、カフェイン摂取、眼精疲労)から、中途覚醒が多いために脳が興奮した状態で入眠していると推測できる。また運動習慣があまりないため、脳は疲れているが、身体の疲労が低く、睡眠が浅い可能性もある。