好調な米経済は数百万の雇用を生みだし、多くの米国人の賃金を引き上げた。大手企業最高経営責任者(CEO)もおおむね総報酬が増加し、1カ月当たり100万ドル(約1億1200万円)を手にした。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析によると、S&P500種指数採用企業のCEO132人が2018年に得た報酬の中央値は1240万ドルと、17年の同グループの報酬中央値1170万ドルから増えた。企業利益が堅調だったことや株式市場のリターンが年間を通しておおむね好調だったことが後押しした。12月の株式相場下落でそれら企業の大半は18年の株主リターンが振るわなかったが、ほとんどのCEOは報酬が大幅に(中央値は6.4%)増えた。