ニュージーランドのクライストチャーチで起きたモスク(イスラム教礼拝所)銃乱射事件の様子を実行犯が生中継した問題で、米フェイスブックが動画をユーザーの通報から30分間放置していたことが明らかになった。中継開始から削除までは約1時間かかったことになる。  フェイスブックとニュージーランド警察当局の情報を整理すると、動画は事件のあった現地時間15日午後1時33分ごろから1時50分ごろにかけて中継された。あるユーザーがフェイスブックに通報したのは中継終了の12分後、警察が連絡したのは2時29分だった。フェイスブックは警察からの連絡の数分後に動画を削除した。