そして、「暑い」と言えばエアコンの設定温度を下げ、「明日の東京の天気は?」といえばモニターに天気予報を表示してくれる。例えばウインドウの開閉やドライブモードの変更など、運転操作に影響し、万が一の事故の危険性があるものに関しては反応しないような設定にしているという。

最新デバイスが採用されるAクラスタッチスクリーンのセンターディスプレイなどコンパクトモデルとは思えないほどの最新デバイスが採用されるAクラス。音声認識システム「MBUX」を含め、その機能性は同カテゴリーのライバルに比べて大きなアドバンテージとなっている

「シートヒーターをつけて」と言えば、スイッチがオンになった。しかし、「ラジオのボリュームを上げて」や「地図を拡大して」といった操作には反応してくれない。何ができて何ができないのかは、現時点ではとにかく使ってみるしかないようだ。AIを活用した機能であり、データを積み重ねることによって進化していくことになる。そのためメルセデスではこの機能を全車標準装備にしたという。

最新世代のタッチパッド最新世代のタッチパッドを備え、こちらで使用頻度の高いナビの操作や機能の選択などが可能。スマホのようにピンチやスワイプで操作ができるため、使い勝手の良さも非常に高い。

 以前、このMBUXの開発者になぜアマゾンのアレクサやアップルのsiriやグーグルアシスタントなど既存のシステムを使わないのかとたずねたところ、自動車には特有の操作が多く、まだそれらのシステムと連携を取るのは難しいからと答えていた。そして、将来的にそれらのシステムと統合する可能性については否定していなかった。新型Aクラスに続いて、新型のBMW3シリーズにもこうしたAI音声会話システムが搭載されたが、ドイツプレミアムブランドの「できることはとにかくやってみる」という勢いには感心する。