ドナルド・トランプ米大統領は28日、黒人俳優ジャシー・スモレット氏によるヘイトクライム(憎悪犯罪)事件の自作自演疑惑について「国の恥」と述べ、司法省と連邦捜査局(FBI)に調査を要請したことを明らかにした。一方、シカゴのラーム・エマニュエル市長は、捜査費用をスモレット氏に請求する意向を示した。イリノイ州の検察は26日、スモレット氏への16件の罪状について、すべて起訴を取り下げた。同性愛を公表しているスモレット氏は、同性愛者を嫌悪する人種差別的なトランプ大統領支持者の男2人から暴行を受けたと主張していた。トランプ氏は28日午前のツイッターへの投稿で、FBIと司法省が「シカゴで起きたジャシー・スモレットの言語道断の事件」について調べると述べた。また午後にホワイトハウスで報道機関とのインタビューに応じ、「シカゴの事件はわが国にとって実に恥ずかしいことだ。彼ら(法執行当局)に調査するよう要求した」と述べた。
ヘイト事件疑惑、トランプ氏「国の恥」FBIに調査指示
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