米フェイスブックは、4月11日から始まるインドの総選挙を前に、誤解を招く恐れのあるコンテンツやスパムを組織的に拡散したページやアカウント数百件を削除したと明らかにした。削除したのはパキスタン軍広報活動部隊の職員や、野党インド国民会議派の関係者のものと判明したアカウント。インドではスマートフォン(スマホ)やデータ通信が低額でインターネットエコノミーの人口が拡大しており、フェイスブックユーザーは2億人を超える。同社の人気メッセージアプリ「ワッツアップ」を通じて、フェイク(偽)ニュースが拡散される状況が続いている。同社はワッツアップを改良したほか、世界最大の民主主義国家であるインドで偽情報への対策に取り組んでいる。