米労働省が5日発表した3月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比19万6000人増加した。失業率は前月と同じ3.8%で、昨秋つけた49年ぶりの低水準3.7%をわずかに上回った。民間部門の平均時給は前年同月比3.2%上昇した。3月は雇用者数の伸びが大きく改善し、失業率も低水準にとどまったことから、労働市場が依然として力強い景気を支えていることが示された。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は就業者数が17万5000人増、失業率が3.8%だった。就業者数の伸びは、1月が31万2000人増、2月は3万3000人増にそれぞれ修正され、合わせて1万4000人分の上方修正となった。
米就業者数、3月は19.6万人増 予想上回る=雇用統計
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