ドナルド・トランプ氏は2016年、納税申告書を公表すると明言したが、今に至るまで公表しておらず、それでも有権者はトランプ氏を大統領に選出した。民主党は現在、内国歳入庁(IRS)に対し、同氏の納税申告書を6年分提出するよう求めており、政治的・法的対立を引き起こしている。有権者はこの争いについて最終的に判断を迫られることになる。  他の多くの案件と同様、トランプ氏は納税申告書の公表を拒否しているという点でも現代の歴代大統領で例外的存在だ。15年10月のABCニュースでは「どこかの時点で公表する」と述べた。