米ボーイングの新型機「737MAX」の3月の受注はゼロだった。同社で最もよく売れている737シリーズの受注が月次ベースでゼロになったのは約7年ぶり。  同社は9日、737MAXの3月の納入機数は11機で、1〜2月の平均の半分未満だったと明らかにした。同型機が2件の墜落事故を起こしたことから世界各地で運航停止となっており、ボーイング、航空会社、サプライヤーがこの問題に取り組んでいる。  昨年のライオンエア機と今年3月のエチオピア航空機の墜落事故から分かった問題に対処するため、ボーイングはソフトウエアの修正を進めている。この2機の墜落では乗客・乗員346人全員が死亡した。