今のインターネットプロバイダーが嫌いな人にとって朗報は、向こう5~10年以内に、地域の寡占業者より優れたシステムに乗り換える機会が訪れるかもしれないことだ。このシステムはケーブルを敷く必要はなく、ユーザーがどこに移動してもついてくる。多数の人工衛星からなる「衛星コンステレーション」が地球の周りを高速で回り、宇宙から直接ネット接続を提供すると見込まれているからだ。  悪い知らせは、単に今の寡占業者から別の寡占業者への乗り換えになりかねないことだ。衛星ネット接続を提供する競争には、フェイスブックやグーグルやアマゾン・ドット・コムなど、大手ハイテク企業の多くが既に乗り出している。