米電気自動車(EV)メーカーのテスラは11日、EV「モデル3」の最低価格版(3万5000ドル)のオンライン販売を中止したと明らかにした。同社は3週間前にオンライン販売に完全移行すると発表したばかりだった。オンライン販売を続ける「モデル3」は3万9500ドルの車種から。最低価格モデルよりも約13%高く、運転支援機能「オートパイロット」が標準装備されている。テスラによると最低価格版よりはるかに売れ行きがいいため、オンライン販売を継続する。同社が最低価格を変更するのは今年に入って4度目。1-3月期の納入台数が予想を下回ったことで、投資家の間では同社EVの需要に対する疑問が生じている。テスラはブログへの投稿で、3万5000ドル版の注文は電話と店舗で引き続き受け付けると述べた。