「父親とはうまくいっているのに、母親とはちょっと……。
 なぜ自分は実の母親にこんな思いを抱くのだろう。
 きっと死んでも泣けないと思います。どうしたらいいでしょうか」
 と言うのです。

 そんな人にお不動さまは、「嫌いなものは仕方がない」と言います。

 相談者の多くは、意外に「母親が嫌いだ」という自分の状況を認識できていません。
 母親を好きになりたいという理想をもっているので、「母親を好きになれない自分は異常なんだ」と自分を責めています。

 そういう人にお不動さまはその考えを改めるように教えてくれます。
 そして、優しく一言、こう言うのです。

「認めなさい。
 今のあんたは、それでええ」