米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは、ソフトバンクグループなどの投資家グループから自動運転車部門への出資を受ける方向で合意に近づいている。同部門の評価額は72億5000万ドル(約8100億円)になる見込みだという。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ウーバーは新規株式公開(IPO)の準備を進めている。ソフトバンク、トヨタ自動車、デンソーは、ウーバーの自動運転車部門に合計10億ドル出資する見通し。数日以内に合意が発表される可能性があるという。出資協議はまとまらない可能性も残されている。合意に至れば、ウーバーが5月上旬に予定しているIPOに追い風となる可能性もある。一部の関係者によると、ウーバーは自動運転車部門の価値や成長見通しをアピールしたい考えで、投資獲得に強い意気込みを見せているという。