米電子決済サービス会社ペイパル・ホールディングス傘下の個人間送金サービス会社ベンモは、収益拡大に向けた次の一手として、クレジットカード事業に参入する。  事情に詳しい複数の関係者によると、同社は「ベンモ」ブランドのクレジットカードを発行したい考えで、昨年後半から複数の銀行と協議している。関係者の1人によると、カード発行会社として消費者金融会社のシンクロニー・ファイナンシャルを選ぶ可能性が高く、年内の発表を目指している。還元率などの特典は引き続き検討中だという。  ベンモは広く普及している比較的数少ない送金アプリの一つで、「ベンモする」という動詞としても通用するほど。