今や日本人の半数が50歳以上。これからはお金も時間もある“大人女子・男子”が消費の主役になる。しかし、多くの企業がその流れに乗っているわけではない。「若者志向」がいまだに根強いというのだ。
【図表で見る】「50歳未満」と「50歳以上」の人口シェアの推移
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JR大阪駅に直結する大規模商業施設「グランフロント大阪」。年間数千万人が来場する梅田の「新名所」に、パナソニックはユニークなリフォームのショールームを展開している。
「パナソニックセンター大阪」と名付けられた、ショールームのコンセプトは「Re‐Life Story」。2017年夏のリニューアル以来、「55歳」をコアターゲットに、新しい生き方・暮らし方を提案している。
ショールームの枡田卓史氏が言う。
「対象年齢でわかるように、子供が独立して2人の生活に戻ったご夫婦を想定しています。部屋が自由になることで、その空間を利用してリフォームができます。さまざまなご希望を考えて、それぞれに『物語』が付いたプランを提供しています」