4thプリウス
4thプリウス モーターと発電機を別軸に配置してハイブリッドシステムのコストダウンに成功 写真:小久保昭彦

前代未聞の大型特許開放
特許の無償提供期限は30年末まで

 トヨタは4月3日、「プリウスなどハイブリッド車(HEV)に関する特許を無償で提供する」と発表、同日付で特許公開に踏みきった。その対象特許件数は約2万3740件に及び、パナソニックと協業する電動車用2次電池(バッテリー)を除く、前代未聞の大型特許開放である。記者会見でトヨタは「多くの自動車メーカーと協調し、システムサプライヤーとして電動車の普及に貢献、環境問題に対応していく」とコメントした。

 トヨタの発表によると、無償公開される特許は、電動モーター関連が約2590件、パワーコントロールユニット(PCU)関連が約2020件、システム制御技術関連が約7550件、エンジンおよびトランスアクスル関連が約1320件で、FCEV(燃料電池電気自動車)関連の特許は約8060(この中には2015年1月に特許の無償提供を開始した案件が含まれている)だ。特許の無償提供期限は30年末までであり、今回の公開に伴い20年末までの期限ですでに公開しているFCEV関連の特許についても「30年末まで公開期間を延長する」と発表した。