4月5日に発表された内閣府の「社会意識に関する世論調査」で、現在の生活に「満足している」という答えが7.4%、「やや満足している」が57.3%で、合計64.7%の人々が現在の生活に「満足」していると答えた。
とくに1980年代後半の「平成バブル」を全く知らない18~29歳は71.6%と高い。まれに見る高水準である。
他方で、ネット調査(マクロミル「2019年 新成人に関する調査」)では、若い世代では、日本の未来を「暗い」と思うが63%を占めた。
未来に期待がもてないとすれば、「今が一番よい」という感性が社会を支配するのは自然なことかもしれない。
「今だけ、金だけ、自分だけ」の気分がまん延した平成の初めに戻ったかのようだ。