米国家安全保障局(NSA)がホワイトハウスに対し、一般市民の通話やテキストメッセージに関する記録を収集している監視プログラムの廃止を提案した。運用や法的な負担が情報収集で得られる利益を上回っていることが理由。事情に詳しい関係者らが明らかにした。  NSAは、テロ計画を探知し阻止するために同プログラムは不可欠だと国民や議会に訴えてきたが、その見解を転換させたことになる。  関係者らによれば、NSAはコンプライアンス(法令順守)面での懸念から、今年に入りプログラムの運用を停止した。プログラムの法的権限は、議会が更新を認めなければ12月に失効する。