カナダのプライバシー監視機関は25日、米フェイスブックは同国の個人保護法に違反し、個人情報保護を怠ったとの報告書を発表した。そのうえで、情報保護の改善を求め、同社を提訴する考えを示した。報告書は1年間にわたる調査結果をまとめたもので、カナダとブリティッシュコロンビア州のそれぞれのプライバシー・コミッショナーが発表した。フェイスブックは報告書の内容に異議を唱えており、対応策も拒否しているという。フェイスブックのコメントは得られていない。カナダのプライバシー・コミッショナー、ダニエル・テリエン氏は「vはプライバシーに関する行動を見直すという約束と、我々が把握した重大な問題に取り組むことを拒否し、法を犯したことさえ認めない姿勢には大きな矛盾がある」とし、「非常に憂慮すべきことだ」と述べた。