米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは1日、中東で急成長中のオンライン市場への取り組み強化を発表し、初めてアラビア語による自社ブランドのウェブサイトを立ち上げた。湾岸地域ではアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに本社を置くネット通販新興企業「ヌーン・ドット・コム」が競合相手として注目されている。同社は2017年にサウジアラビアの政府系ファンド(SWF)の支援を受けて設立された。アマゾンは、米国内では支配的な地位にあるが、一歩外に出るとまったく違う風景が待っている。同社は欧州、インド、中国などでのオンライン販売では苦戦中で、売上高の伸び悩みに直面している。アマゾンは1日、UAEの子会社が運営するウェブサイト、スーク・ドット・コムを更新し、アマゾンのアプリとウェブサイトのアラビア語での提供を開始した。同社によると、サイトにはスークのプラットフォームにある3000万点に加え、新たに500万点が米アマゾンから提供される。
アマゾン、初のアラビア語サイト立ち上げ 中東での販売強化
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