米国とイスラエルによるイランとの戦争は2週目に突入している。これまでに関与した国は少なくとも12カ国に達し、経済や政治への影響は世界中に波及。双方ともこれまでに戦略上の目標を達成してはいないが、いずれも相手より長く持ちこたえることができると主張している。今回の紛争が長期の消耗戦に発展すれば、ロシアが明確な受益者となる可能性が高い。同国は原油および天然ガス価格の急騰で利益を得る一方、欧米や湾岸諸国、さらには中国が痛みを受けることになる。戦争はまだ初期段階だが、双方とも相手の行動を読み誤ったとみられる。紛争は拡大の一途をたどっており、明確な出口は今のところほとんど見られない。ドナルド・トランプ大統領は9日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、記者会見で戦争は「もう間もなく」終わると述べたが、その後、米国は「さらに前進する」と付け加えた。これに対してイランは9日、中東全域に数百機のドローンとミサイルを発射した。