相場より安く買え、高く売れる“中古トラック版のメルカリ”

 トラッカーズは、トラックやフォークリフトなどの車両を保有する運送会社や、中古の商用車両の売買業者向けのマーケットプレイス。いわば、“中古トラック版のメルカリ”だ。サービスの最大の特徴は、複数業者に相見積もりを取るプロセスで生じる手間や時間、コストを解消し、効率的に売買できる仕組みを構築した点だ。

 朴氏が語ったように、これまで商用車両を売却する際には、相見積もりを取るために、いくつもの業者に電話やファクスで問い合わせを繰り返すのが普通だった。だがトラッカーズでは、車両情報を登録すれば、一度に最大100社の業者からオンラインでオファーが届く。

 従来の取引に存在した中間業者を通す必要がないため、手数料や輸送費、車両保管費などもカットできる。これにより購入価格はこれまでの相場より100万円ほど安く、一方で買取価格は50万円ほど高くなった。ある運送会社がトラック2台を売却しようと業者7社に相見積もりを取った際、最高の買取価格が「2台で380万円」だったところ、トラッカーズを利用して約1000万円で売却できたというケースもあった。

「トラッカーズ」のスクリーンショット
「トラッカーズ」サービス画面のスクリーンショット

社員らが直接車両を確認、補償も

 中古トラックを売るのは、なにも廃業のタイミングだけではない。通常、車両は減価償却が終わると、修繕費だけがかかる状態になるため、運送業者は保有している車両の約10%を毎年入れ替える。つまり、壊れるまで乗ると安くしか売れないため、企業は10年前後をめどにクルマを買い替えるのだ。

 無論、保有台数が多い企業は売却する台数も増える。3万台を保有する大手物流企業の場合だと、入れ替えは年間3000台。従来型で手続きすると、その分の手間や時間、コストが膨大になるため、トラッカーズで取引を一本化する企業も少なくないという。