米グーグルがサブスクリプション(定額課金)型の音楽配信サービスで苦戦していることが、関係筋の話で分かった。旗艦サービスである「ユーチューブ・ミュージック」の強化から1年たつが、グーグル全体の有料音楽サービスの契約者数はここ4カ月、伸びがほぼ横ばいにとどまっているという。  音楽配信サービスの低迷は、グーグルの重要部門の一つであるユーチューブが直面する直近の課題だ。グーグル幹部は先週、1-3月期決算が市場予想を10億ドル(約1100億円)下回った要因のひとつとして、ユーチューブの伸び鈍化を挙げていた。