スウェーデン検察当局は13日、告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ被告の性的暴行疑惑を巡る捜査を再開した。  これにより、スウェーデンと米国のどちらがアサンジ被告を裁くかを巡り、綱引きの様相を呈することになった。被告は2012年保釈中に逃亡し、在英エクアドル大使館に7年半にわたり滞在していた問題で、現在、禁錮50週の刑に服している。  ウィキリークスは11年、アフガニスタンとイラクでの戦争に関する膨大な機密情報、16年には米大統領選に関する大量の文書をインターネット上で公開。米国はアサンジ被告が敵対的な外国情報活動を運営したと主張している。