FBが勝てない出会い系サービスPhoto:iStock/gettyimages

マッチ・グループの有料デーティングサービスは好調

 フェイスブック(FB)は2018年5月、マッチング(デーティング)サービスへの参入計画を発表した。同市場のリーダーであるマッチ・グループ(MTCH)の株価は、フェイスブックの発表を受けた投資家のろうばい売りにより、過去最大の下落を記録した。

 だが、1年たった現在、同社の事業に対する主要な競合リスクは消え去ろうとしているようだ。フェイスブックは米国でデーティングサービスをまだ投入しておらず、サービスを提供している市場では影響を感じないとマッチは指摘している。マッチの株価は年初来で急上昇しており、好調な2019年第1四半期決算を発表した先週は過去最高値を付けた。同社の発表によると、デーティングアプリの一つであるTinder(ティンダー)の同四半期における会員純増数は38万4000人で、有料会員者数は470万人に達した。

 同社はソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の世界でユーザーにサービスの対価を支払わせるという離れ業をやってのけた。同社は消費者が自分に合った人を探し出すために進んでお金を払うことを見いだしたのである。