ウィリアム・バー米司法長官は16日、2016年米大統領選挙へのロシア介入疑惑を捜査したロバート・モラー特別検察官の議会証言を阻止しない姿勢を示した。米下院司法委員会のジェロルド・ナドラー委員長(民主、ニューヨーク州)は、司法省が議会証言の日程を決めることに消極的だと批判し、同委員会がモラー氏に召喚状を送付し証言を求める可能性に言及した。バー長官はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、「証言するかどうかはモラー氏が決めることだ」と述べた。民主党は、議会が定めた期限内にロシア疑惑に関する捜査報告書の全文を提出しなかったとして引き続きバー長官を議会侮辱罪に問うとする一方で、モラー特別検察官に対しては、議会証言を望む圧力を強めている。バー長官は4月に一部編集した報告書を提出したが、全文は公表しなかった。
バー米司法長官、モラー氏の議会証言を阻止しない姿勢
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